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保存食とはどんなもの?防災の食材としてもおすすめ?

保存食は、日本では昔からさまざまな食材で作られてきました。
現在は加工技術が進み、手軽に持ち運べる缶詰やレトルトパックなど、さまざまな商品が販売されています。
しかし、缶詰やレトルト食品は非常食と呼ばれ、保存食とは目的や作り方が異なります。
今回は、保存食とはどんな食料なのか、非常食との違いや防災用におすすめの保存食を紹介します。

 

保存食とは?

保存食は、常温でも長期間食べられる食品のことを言います。
今でこそ冷蔵庫や冷凍庫があるので、食材を腐らせず一定期間保存できますが、冷蔵技術のない時代は長期保存ができませんでした。
食材が手に入りにくくなる冬を乗り越えるため、昔の人々は食材を天日干ししたり塩漬けして菌の繁殖を抑えたりと、さまざまな知恵を使い保存食を作ってきたのです。

保存食と非常食の違いは?

よく保存食は非常食と間違えられるのですが、2つの食品は違います。非常食は、災害や戦争など食料困難な状況をサポートする食品です。
災害時は電気ガス水道のライフラインが停止し、普段のように料理は作れません。
非常食は、常温でも食べられるレトルト食品やインスタント食品、乾パン、缶詰といった保存性の高い加工食品で、食料困難で困ったときに便利です。

一方、保存食は非常食が開発される前からあった食品です。
昔の人が生きるために考え出した知恵が詰まっており、食材を冷蔵庫や缶詰やレトルト食品などの加工技術がなくても、長期保存できます。

非常食は「災害時でも手軽に食べられる食品」、保存食は「長い間、備蓄や貯蔵できるように防腐加工した食品」と異なります。
最近の保存食は、非常食のように手軽に食べられる食品に工夫されているので、万が一の備蓄として保存しておくのもおすすめです。

保存食は4つの種類に分けられる

保存食に使われる食材は、野菜や果実などの農産物、魚介類の水産物、豚や鶏肉などの畜産物など多彩です。
食材を長期保存するために、4種類の加工方法(乾燥、燻製、漬ける、煮る)があり、多種多様な保存食が作られています。

たとえば、食材を乾燥させて作る保存食と言えば「ビーフジャーキー」「ドライフルーツ」「高野豆腐」などが挙げられます。
燻製の保存食は「ベーコン」「ハム」「サラミ」「かつお節」など、漬けて作る保存食なら「漬物」「塩辛」「新巻鮭」などです。

煮て作る保存食は「ジャム」「ゆべし」などあります。
実は、普段の暮らしで保存食はたくさん使われているのです。

保存食は防災用におすすめ!簡単にできる作り方

自然災害に備えるためにも、保存食は欠かせない防災アイテムのひとつです。
昔の人たちのアイデアによって、保存食は常温でも食材を長期間できます。
また、保存食は特別な技術は必要なく、すぐ作れるので、万が一に備えて作ってみてはいかがでしょうか。

保存食は、基本的に「乾燥」「燻製」「漬ける」「煮る」の4種類のいずれかの加工によって作られます。
たとえば、野菜や果物が旬な季節になったら、細切りにして天日干しするだけでドライ野菜やドライフルーツが作れます。
切り干し大根などは昔からある保存食として有名ですよね。

一方、きゅうりやトマト、にんじんなどの野菜は、酢と水、砂糖、塩の液に漬けておくことでピクルスが完成します。
保存食の作り方を変えることで、突然の災害でもさまざまな食品を食べられますよ。

防災用におすすめの保存食

保存食と言っても、製造方法や食材によって数ヶ月で傷んでしまうケースもあります。
災害用に保存食はおすすめされていますが、いざ食べようとしたときに腐っていては意味がありません。

そこで、防災用におすすめの保存食を紹介します。

・梅干し
梅干しは保存食の中でも一番おすすめの食品です。
梅干しはたくさんの塩を使うのですが、塩は塩分濃度が高く腐りにくい特徴があるので、昔から「100年経っても腐らない」と言われるほど重宝されてきました。

最近はたくさんのアイデアを取り入れた自家製梅干しレシピがありますが、かつお節やはちみつを使った製法は消費期限が長くありませんので要注意です。保存食として梅干しを作る際は、塩分濃度20%とし、塩以外の調味料や食材は使わないようにしましょう。

・魚の塩漬け
魚の塩漬けは昔から親しまれてきた保存食のひとつで、イワシ・アジ・サケなどといったさまざまな魚を長期保存してきました。
魚介類は、カルシウムやマグネシウムなどの必須ミネラル、ビタミン類、DHAやEPAの不飽和脂肪酸など、健康に欠かせない栄養素がたくさん含まれています。

鮮度が重要な魚介類を塩漬けすることでミネラル分が増し、生とは違った旨味を引き出します。災害時、塩漬けした魚介類を水で洗い焼くことで、栄養豊富な食事を取れますよ。高温多湿に不向きな食材のため、新鮮な状態で早めに食べきる必要があります。
塩漬けした魚介類は乾物と違い製造の手間がなく、生の状態に近い食味を楽しめるのもおすすめポイントのひとつです。

まとめ|災害用に保存食を用意しておこう

保存食は、製造方法によってたくさんの食品が作れます。
食材本来の旨味を楽しめ、ほかの食材と組み合わせることでバラエティー豊かな調理ができます。
保存食は昔ながらの製法で家庭でも作れるので、災害の備えとして準備しておくと安心ですよ。